第二回特集記事は題して「レトロゲームのすゝめ」。
古くは遡って小学生時代、ゲームなど買い与えられなかった私はよく近所の一人っ子の家に入り
浸ってはゲームに没頭していた時期がありました。今となっては技術の進歩と共に多くのゲーム
が生まれては消え、かつての良作が忘れ去られていくのは寂しいものです。
そこで今回は古き良きファミコン時代の思い出のタイトルを列挙してみようと思います。

仮面ライダー倶楽部
知名度  ☆☆★★★
お勧め度 ☆☆★★★


87年生まれの私が育った時代では、仮面ライダーというヒーローはもはや戦隊ヒーローの前身と
しての概念でしかなかった。というのもすでにシリーズのテレビ放送が一つの段落を終えていた
為、最も身近にあるべき幼児期に放映されていなかったのだ(RXの放送終了が89年)。時を
経て再開された俗に言う平成仮面ライダーシリーズが始まった頃にはもう小学校も高学年で、そ
の頃私はというと少年ジャンプに夢中だった。実に間の悪い話ではあるが、私の幼児期は戦隊物
最盛期の頃で実体を持った仮面ライダーやウルトラマンといった存在には親しみを感じ得なかっ
たのである。そんな少年時代に私が始めて「仮面ライダー」というものに唯一親近感を覚えたの
がこのゲームをプレイしていた時だ。ほぼ仮面ライダーに関する知識を持っていなかった私でも
十分に楽しむことができたということは、単なる有名ヒーローを笠に着たキャラゲーではなかっ
たということだろう。とはいっても、この頃の私にはまだ「ゲームをクリアする」という概念は
なかった。プレイしているその瞬間を楽しむだけのもので、達成するべきものという感覚がイマ
イチなかったのだ。そーいうことでこのゲームをクリアした記憶はありませんw今になって各種
攻略サイトなどを見ると中々の難易度を誇っていたようで。残っているのはただ漠然とした記憶
だけなんですが、それでも楽しかったな、という。興味があればエミュでもなんでも使ってどう
ぞお試しあれ。

高橋名人の冒険島
知名度  ☆☆☆☆☆
お勧め度 ☆☆☆★★


これまた決してストライク世代のゲームではないんですが、さんざんやりました。子供にとって
はやっぱり単純なゲームが一番で、ストーリー性なんかこれっぽっちも関係ないですからね。マ
リオ然り、こういう極めて単純明快な横スクロールのアクションが子供には一番ウケがいいんじゃ
ないでしょうか。いやぁそれとも今は小学生が平気な顔して戦略シミュレーションとかやってんの
かなぁ。でもやってた奴は昔からやってたか。野望とか三国志とかシムシティとか…。ギャルゲー
とかやってたらどうしよう。いや、別にどうもしなくてもいいか。とにかくこのゲームは一時期
社会現象になるまでの人気を誇って(このゲームがっていうより高橋名人がかもしれないけど)
ファミコンを触ったことがある人なら知らない人はいないでしょう。で、実際にプレイしてみて
どうかっていうと、難易度はともかくとして意外と爽快感というかスピード感があります。スケ
ボー乗ったりとか。でもとにかくそもそもアクションが異常に苦手な私は一面を永久に出られま
せん。でもまぁとりあえず有名ゲーは一度はやっとけということではないですが、「高橋名人の
冒険島をクリアした」ってのはどうやら一種の称号のような効果を発揮するらしいので、アクショ
ン得意だぜって人は挑戦してみるといいでしょう。


ワギャンランド
知名度  ☆☆☆★★
お勧め度 ☆☆☆☆★


知名度が低いようで意外と知ってる人は知っている、またまた横スクロールアクション。冒険島
と比べると難易度は随分低くなって、さくさくと進めるので大好きでした。特徴的なのが攻撃方
法の「声飛ばし」。エコーズACT2みたいに声の塊を口から飛ばして敵を固めたりするという
もので、そういう意味でも直接踏まなきゃいけないマリオとかよりは難易度低めだったのかな。
もう一つ画期的だったのがボス戦で、なんとしりとりや神経衰弱といったパネルゲームでの勝負
というここに来てアクション要素0の対決でしたwとはいっても時間制限やしりとりでも一つの
パネルに色々な読み方があったりなどなかなか白熱したゲームになっていて、これはこれで乙な
ものだと思います。手軽に遊べて後ろで見てても結構盛り上がる、なかなかの良ゲーと記憶に残
っているので中古ゲーム屋で見かけたら手にとってみてはいかが?


ジョイメカファイト
知名度  ☆☆★★★
お勧め度 ☆☆☆☆☆


1997年、次世代機スーパーファミコンの出現によって衰退の一途をたどっていたファミコンが、
最後に送り出した格闘ゲーム。任天堂の格ゲーって時点でそこまでゲームフリークじゃない私に
は稀有なものに思えてしかないんですが、その完成度たるやスーファミのそこらの格ゲーなんか
お話にならないような魅力を備えていました。格闘ゲームというとこの頃既にストリートファイ
ターUという格ゲーの代名詞的なゲームがもう確固たる地位を築いていたんですが、そのストU
すらも凌駕する点がこのゲームには幾つもあるんです。ジョイメカにもストUでいうところのい
わゆる「アーケードモード」のような「ストーリーモード」があって、ご存知の通りストーリー
にそって敵キャラを撃破していくという内容。ストUはラスボスのベガを含めて11人の敵を相
手にすることになります。しかしジョイメカはクリアまでに実に35体の敵を撃破しなければな
らないという大ボリューム。これは幼い私には簡単なことではありませんでした。対戦格闘など
そっちのけでCPU戦に明け暮れる毎日。難易度はノーマルとハードを選べるのですが、ノーマ
ルすらやっとのことでクリアした私達はハードをクリアすると敵キャラを対戦で使用することが
できるようになることも、さらにスペシャルというもう一段階上の難易度が存在することも当時
知る由もありませんでした。そしてスペシャルをクリアすると4体のボスキャラも対戦使用可に
なり、最終的に36体のジョイメカを対戦で闘わせることができるという、SNKもカプコンも
びっくりの超ボリュームを楽しめるという超良ゲーなんであります。まぁ勿論今の格ゲーと比べ
ちゃったら見劣りする点のほうが多いんだけども、この時代感もあいまってかなり盛り上がるん
じゃないかと思います。とにかくファミコンの末期を飾る作品としては申し分のない出来映え。
私の薄っぺらいファミコンの歴史の中でもピカイチのおもしろさを誇る名作なので、自信を持っ
て世におすすめできる一品です。


と、いうわけで第二回の特集記事はレトロゲームのすゝめでした。やっぱりゲームにかける情熱
みたいなものが年々なくなっていくのがなかなか寂しいもので、上記の作品も全て他人の家で遊
んでいたことも考えるとやはりなかなか手の届かないものほど必死になって熱中していたんだなぁ
なんて思ったりもします。私に限って言うとその後中高時代にプレイしたゲームも他人からの借
り物が圧倒的に多いですw中古ゲーム屋とかに行くと意外と昔の良ゲーが安価で売ってたりする
ので(逆にプレミアで高くなってたりもするけどw)懐かしさにひたってみたり、新たな発見を
してみるのもいいのではないでしょうか。勿論ファミコンやネオファミコンなどのハードがあれ
ばベストですが、どうしても入手できない場合はエミュレーターで。頑張れ!