さて、月日は早いものでもう6月になりました。
私はというと6/2公開の松本人志初監督作品『大日本人』の公開が楽しみで仕方ないんですけども、
実はこの日、世界のキタノこと北野たけし監督の『監督バンザイ!』の公開日でもあるんですね。
この時期に大物コメディアンのコメディ映画2連発ですよ。今月は「笑の月」になるかもしれません。
ということで今月の特集は梅雨をぶっ飛ばす「ギャグマンガ大全」!
笑って笑って笑い死ぬことも辞さない覚悟のあるもののふ達に紹介したいタイトルを列挙します!


セクシーコマンドー外伝 すごいよ!マサルさん(全7巻)うすた京介
爆笑度 ☆☆☆☆☆


ご存知現代ギャグ漫画の草分け、通称「マサルさん」。ギャグ漫画を語る上で絶対に外せない存在です。
作風はいわゆるシュール系。レビュー記事も書いてるのでそちらも参考にどうぞ。(画像をクリック!)
この伝説の作品がジャンプに連載されていたのは1995〜97年で、当時私は小学生でした。ワンダフルとい
う深夜番組でアニメ化もされていたんですがなにぶんガキの自分でしたのでほとんど見ることは叶わず、
中学生の頃にビデオで見たのを覚えています。OP曲はペニシリンの「ロマンス」でこれも局部的にです
が一世を風靡しました。いやーこの作品はちょっと思い入れが深いのでいずれ本レビューの方で本格的に
追記したいと思います。

ハトのおよめさん(〜5巻)ハグキ
爆笑度 ☆☆☆☆☆


アフタヌーンで連載中のファンタジー系のギャグ漫画。ほのぼのしているようで実は殺伐としているとい
うハグキワールドは一見の価値ありです。主人公はその名の通りハトよめ(嫁)。旦那と一人息子のブッコ
の核家族がいろいろな森の仲間達と織り成す下ネタ満載の物語です。ウサギのワニ子、猫のトニャー等、
名前という概念はあるようだがハトよめと旦那の名前は明かされていない。全体的にシュールな雰囲気が
漂ってるんだけど、ギャグの決め手は力押し系。「いいから」と「うるせえ」は名言。個人的にはシゲさ
んがツボ。ずっと何の生物だかわからなかったが犬だったのかシゲさん。レモンスカッシュ!レスカ!

かってに改蔵(全26巻)久米田康治
爆笑度 ☆☆☆★★


1998〜2004にかけてサンデー誌上で連載され、狭い中で広い支持を得たギャグ漫画。連載初期は主に際ど
い下ネタのオンパレードだったが、すぐに修正され中盤以降はオタク層のあるあるネタとヒロインの無茶
系バイオレンスオチが定番となった。そもそもウーミンはヒロインか?現在マガジンで「さよなら絶望先生」
が連載されているが、だいたいあんな感じ。しっかしこのマンガのネタがすべて理解できたらある意味ス
ゴイ。凄いんだけど、なんか悲しいような気もしないでもない。

ギャグマンガ日和(〜8巻)増田こうすけ
爆笑度 ☆☆☆☆☆


明らかに絵がヘタだが、それを補って有り余る発想力で大人気を獲得した21世紀のシュールの申し子。
1〜8Pくらいの超短編のオムニバス形式で、聖徳太子と小野妹子、松尾芭蕉と曾良などの歴史上の
人物を主役に据えた話が代表的で、現在まで続くシリーズとなっている。学園もののシチュエーション
も多い。この作品は意外と人を選ぶんだけど、ハマると半端な笑いじゃないので注意が必要だ。新刊が
発売されると次の日は腹筋が痛いのは覚悟すべき。ちなみにアニメ化もされてDVDも出てます。個人
的にはボケがつよくてツッコミがちょっと弱いかなって感じもする。ただキャラがみんな死んだ魚のよ
うに虚ろな目をした顔しているのがこのマンガが爆笑を誘う大きな要因なのではないかと思う。

べしゃり暮らし(全3巻+連載中)森田まさのり
爆笑度 ☆☆★★★


ラストはギャグマンガではないですが番外的にこの作品。「ギャグマンガ」にあらず、「お笑いマンガ」
であるという異色の作品を名匠森田氏が手がけた漫画です。しかしこういう題材はやっぱりジャンプには
合わなかった…。かくして森田先生も荒木先生と同じ一途を辿るのであった。ということで現在はヤング
ジャンプにて不定期連載中。いやー、もうジャンプでヒューマンドラマはできないですw関係ないけどデ
スノートなんかは青年誌でやってたらもっとおもしろくなったんじゃなかろうか?まぁでもよくやった方
かぁ。がんばったガモウ。で、肝心のべしゃり暮らしはというとやっぱり森田まさのり健在、といった形
でサワヤカな笑いとドキドキと感動が味わえる作品となっております。

以上、簡単に5つのギャグマンガ(+お笑いマンガ)を紹介しました!すべて自信をもってお勧めできる
作品なので、是非手にとっていただきたいと思います!ここにテニプリとか入れてもよかったんだけどねw
さーて来月はどうしよっかなぁ。引き続きこの特集記事では色々と節操なく好きなものを紹介していきた
いと思います!